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【シナリオコンクールの参考書】カルテットの脚本家・坂元裕二に密着。プロフェッショナル 仕事の流儀「生きづらい、あなたへ~脚本家・坂元裕二~」編まとめ

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坂元裕二とは?

脚本家。第1回「ヤングシナリオ大賞」の受賞者。受賞作は「GIRL-LONG-SKIRT?嫌いになってもいいですか?」。このとき若干19歳。天才と言わずして何と言おうか。だが、坂元裕二本人は「天才派」を否定する。「天才派」「努力派」、そのどちらでもなく「あがき派」「忍耐派」と笑う。

坂元裕二の名言(迷言?)

違うところに行きたい。本当に違うところに行きたいですね。

でも「ちょっと俺は違うところに行きたいんだ」とかカッコイイことを言っている人ってなんか見えてない人だと思うんだよね。
今、俺たぶん見えてないの。

だからなんか
「何か・・・」とか
「探している」とか
「別の場所へ・・・」とか
一昔前のJ-POPみたいなことを口にしてしまっている。
恥ずかしい。そんなの一番ダメだ思っていたのに。

見られるのはいいけど。視聴者はおっさんがパンツたたんでるとこ見たくないですよね。

関係ない話していいですか?

昨日中華を食べたんですけど、ドリンクメニューを見たら紹興酒がグラス1杯5400円だったんです。紹興酒飲みたかったんですけど。1杯5400円、それが一番安いやつなんですよ。 飲めないなぁ。どうでもいい話してますよね。

もう2002年とか2003年から(連続ドラマを)ずっと書いているから。

書いていないシーンとか書いていない台詞ないんじゃないかと思うくらい。

思ってきちゃって、もう何書いてもこれ書いたなって思っちゃうんですよね。

底を打ったんじゃないかって不安があるから。それ一番つらいですよね、本当に。 書いたことあるなぁって思うモノをもう一回書くって。

テレビじゃない、自分にとって違う容器のところに行けば 何か生まれるんじゃないかって。

人間って、こう、明るい人なのか暗い人なのかとか性格とかそういうことでできてるんじゃなくて、 関係性みたいな。

やっぱり人は誰かとの関係の中にあるものだと思うし。 特にドラマっていうのは、人と人との関係を描くものだから。

すごく簡単に言うと、多数派か少数派かっていったら少数派のために書きたい。 それが一番大きいですね、僕は。

少ししかいない、こんな風に思う人は少ししかいないっていう人のために書きたい。

ああ私だけが思ってたんじゃなかったんだ。 10元気な人が100元気になるための作品はたぶんたくさんあるけど。 やっぱりね、僕はマイナスにいる人がせめてゼロになる。 -5が-3ぐらいになるとかそこを目指しているから。

なんかちょっと バスの帰りで雑談をして バスの車中で「今日は風が強いね」とか 「前のおじさん寝てるね」「うとうとしているね」とかそんな話をしながら、「じゃあね」って帰っていって家について一人でテレビでも見ようかなって思ったけど、テレビを消して、こうやって紙を折りたたんでいるときに 「ああ、私、あの人のこと好きなのかもな」って気がつくのであって

坂元裕二の口癖とは?

やっぱり

自分の子どもの頃を思い出します。
車の工場だったから、車の部品を作る。
同じ匂いがしてね、やっぱり

「私、この人のこと好き。目キラキラ」みたいなのは
やっぱりそこには本当はない気がするんですよね。

社会とか世の中とつながってきて
人が人のことをいろいろと広げていくと
やっぱりどうしても社会がそこで待っている

子ども生まれるまでは
やっぱり、自分は作家だと
だから遊ぶことが大事なんだとか
友達をお酒を飲んで刺激を受けたり
それが作家としての生き方なんだと思っていたけど

自分は生活しているんだっていうことがね
やっぱり、実感したし
日常っていうのはやっぱり、絶対追いかけてくるし
それを捨てちゃいけないんだなていう
こっちのがよっぽど大事なことだっていうことが分かったんですよね

坂元裕二にとっての家族とは?

ずっと優しくないお兄ちゃんだったからね。

もう、弟が追いかけてきているの分かっているのに、 僕はもう遊びに行って。

道路渡ったら弟が「お兄ちゃーん」って追いかけてきて、 車走ってきてバーンって飛んだんですよ、うちの弟が。

そのときの光景はね、もう今でも忘れられないですね。

弟とそれで、もう1回やり直したいなぁ思って、弟とスキー行ったりしてもなんかうまく話せなかったりして

坂元裕二が生み出す人物像とは?

Mother」で描いたのは育児に行き詰まり娘を虐待してしまう母親。

それでも、生きてゆく」後ろ指をさされて生きていく犯罪者の家族。

カルテット」描いたのもいい年して夢をあきらめられずにいる二流の音楽家たち。

坂元裕二のことを役者はこう表現する

高橋一生

坂元さんの脚本力とその世界観ってなんだかとも繊細でそれでもすごく勇気があって。

全部が全部すばらしいっすね世界ってという風になっちゃうんですよね。

まあ俗に言う
「落ちこぼれている」とか
「ちゃんとした職についていない」とか
「あの人、性格があれだよね」って言われてしまう
その人たちすらもたぶん包んでいこうとする坂元さんの世界ってあるんですよね。

決して否定しなくて、その人たちはその人たちでしょうがないのっていうのを描いてしまうので。

でも、そういう生きることを肯定していくみたいな力は坂元さんの脚本にはとてもあるような気がして。

満島ひかり

なんかどっかみんなかわいらしくてう
さみしてくてみたいなう
つたなさとかあってう
すごくちゃんと優しくう
いろんな人たちの痛みとか悲しみにう
寄り添っている言葉がいっぱいあるのでう
一生懸命こつこつ生きている人が好きなんでしょうね

そういう台詞ですよね、全部

坂元裕二のお仕事年表

タイトル 年齢 できごと
1989 同・級・生 22  
1990 日本一のカッ飛び男 23  
1991 東京ラブストーリー 24  
1992 二十歳の約束 25  
1994 海が見たいと君が言って 27 自分は何がしたくてこの仕事をしているのか?
27歳の時、坂元さんはテレビ業界を去る。
1995 聖夜の奇跡
第2話「聖者が街にやってくる -Santa Claus is Coming to town-」
28  
1996 翼をください! 29  
1996 ユーリ (映画) 29 違う経験を積みたいと企画を売り込み映画監督に挑んだ。
愛と死を巡る難解な物語を書いたが評価は厳しく失敗に終わった。
1999 小説執筆期間 32 ならばと32歳のときに自宅にこもり小説を書き始めた。
だが、3年間書き続けたものの物語を完成させることすらできなかった。
2002 恋愛偏差値
第三章「彼女の嫌いな彼女」
35 書きたいものが見えないまま8年の歳月が過ぎていった。
転機が訪れたのは35歳のとき娘が誕生した。
2002 リモート 35  
2003 あなたの隣に誰かいる 36  
2004 愛し君へ 37  
2004 ラストクリスマス 37  
2006 西遊記 39  
2006 トップキャスター 39  
2007 わたしたちの教科書 40 坂元裕二は本作で第26回向田邦子賞を受賞
2008 猟奇的な彼女 41  
2008 太陽と海の教室 41  
2010 チェイス〜国税査察官〜 43  
2010 Mother 43 そして43歳。
坂元さんは子育ての経験を元に一本のオリジナルドラマを書き上げた。
2010 世にも奇妙な物語 20周年スペシャル・秋 〜人気作家競演編〜
第3話「栞の恋」
43  
2011 さよならぼくたちのようちえん 44  
2011 それでも、生きてゆく 44  
2012 負けて、勝つ 〜戦後を創った男・吉田茂〜 45  
2013 最高の離婚 46 第50回ギャラクシー賞
2013年日本民間放送連盟賞
2013 Woman 46  
2014 最高の離婚Special 2014 47  
2014 モザイクジャパン 47  
2014 おやじの背中
第2話「ウエディング・マッチ」
47  
2015 問題のあるレストラン 48  
2016 いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう 49  
2017 カルテット 50  第7回コンフィデンスアワード・ドラマ賞
2018 anone 51  

坂元裕二の転機となったドラマ「Mother」

育児放棄された女の子とその子を救うために誘拐犯になることを決意する女性教師の心の軌跡を描いた物語。放送が始まると思わぬ声が届いた。

坂元裕二「女の子が虐待を受けているお話しなんですけど、その母親に対して罵倒の言葉がたくさんあったんですよね、見てた人の中から。

でも自分は違うなと思ったんですよね。その母親、もちろん虐待という事実は当然否定すべきことだけど、何も知らずに簡単にあの女性を否定することはできない。

やっぱり自分も子育てする中でもう耐えられなくて
大きな声をあげてしまったこともあるし、逃げ出したくなったこともある。

結果だけ見て、手を出したひどい女だ、ひどい母親だって断罪することは、まあ、僕にはできなかった」

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「Mother」第8話のメッセージ

鈴原奈緒(松雪泰子)が道木仁美(尾野真千子)に放つこのドラマのメッセージとも言えるセリフ。

あなたとあの子の間に何があってどうして
あんなことになったのか
私にはわかりません

きっと100や1000の理由があって
その全てが正しくて
その全てが間違ってると思います

母と子は温かい水と冷たい水が混ざり合った川を泳いでいる

抱きしめることと傷つけるこの間に境界線はなくて
子どもを疎ましく思ったことのない母親なんていない
子どもをひっぱたこうとしたことのない母親なんていない

そんな母親を川の外から罵るものたちがまたひとつ母親たちを追い詰めて溺れさせるんだと思います

坂元裕二のこだわり

坂元さんの脚本の特徴。それは長いときは10分以上に及ぶ会話劇だ。たとえば、カルテットでのワンシーン。

家森「今、君たちなんで唐揚げにレモンしたの?」
すずめ「なんで?唐揚げはレモン」
家森「人それぞれ」

唐揚げを巡るやりとりだけで登場人物4人の個性や感情が自然と浮きあがってくる。

別府「かけた方がおいしいですよね」
家森「まずカリカリ度が減るよね」
別府「かけた方が健康にいいですし」
家森「唐揚げを食べるって時点で健康のことは一旦脇においてあるじゃないか」
すずめ「かけた方がおいしいじゃないか」
家森「違う違う。違うよ。僕が言いたいのは」
すずめ「レモンぐらいで怒らなくていいじゃないか」
家森「別府くん 唐揚げは洗える?」
別府「洗えません」
家森「レモンするってことはさ、不可逆なんだよ」
別府「不可逆?」
家森「二度と元には戻れない」
別府「・・・すいません」

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坂元裕二の新たな挑戦「舞台またここか」

舞台の脚本は連続ドラマと比べ、役者の人数や場面転換が限られるなど表現の制約が多い。まず、登場人物の人となりを考え始めた。

坂元裕二「始めるときにどういう人か決めて書くわけじゃないから。この人どういう人なんだろうとなということを書きながら考えるんですよ」

ナレーション「生い立ちや性格だけでない。その人物が家族のどういう仕草を好きだったか、恋人とどう付き合ってきたか脚本には反映されないような関係性まで緻密に描き混んでいく」

坂元裕二「もうほぼこれでできているんですよね、ドラマは大体。僕がやるときは」

坂元裕二の創作環境は?

やはりMac。それもMacBook(おそらくMacBook)かと。村上春樹と言い、バカリズムと言い、表現者はとかくMacを好む傾向にある。当方はあまりMacを好まない。理由の1つとして、wordが使いづらい印象(あくまでも個人的な)。坂元裕二も創作にはwordを使っていないようだ。

坂元裕二はどんなエディタを使用しているか?

画面を食い入るように見ていた。その結果、たぶん「mi」ではないだろうか。あくまでも推測の域を出ないが。Macユーザーは一度試してみるといいのではないだろうか。

mi - テキストエディタ

坂元裕二にとってのプロフェッショナルとは?

坂元裕二「才能とかってそんなのってあんまりあてにならないし、何かひらめくっていうこともあてにならないし、そういうときに、大事・・・、本当に書かせてくれるのはその人が普段生活している中から出てくる美意識と自分が世界とちゃんと触れ合っていないと生まれないから。やっぱりパソコンに向かっているだけとか飲んでるだけとか、そういうことじゃ生まれないと思います」

プロフェッショナル 仕事の流儀「脚本家・坂元裕二」編まとめの更新履歴

  • 2018年11月13日プロフェッショナル 仕事の流儀「生きづらい、あなたへ~脚本家・坂元裕二~」編まとめ新規作成
  • 2018年11月16日「坂元裕二にとってのプロフェッショナルとは?」追記
  • 2018年11月17日「坂元裕二の名言(迷言?)」「坂元裕二のことを役者はこう表現する」追記
  • 2018年11月18日「坂元裕二のお仕事年表」追記
  • 2018年11月18日「坂元裕二の口癖とは?」追記
  • 2018年11月21日「坂元裕二が生み出す人物像とは?」追記
  • 2018年11月21日 タイトル変更「プロフェッショナル 仕事の流儀「生きづらい、あなたへ~脚本家・坂元裕二~」編まとめ」→「【シナリオコンクールの参考書】カルテットの脚本家・坂元裕二に密着。プロフェッショナル 仕事の流儀「生きづらい、あなたへ~脚本家・坂元裕二~」編まとめ」
  • 2018年11月23日「坂元裕二の新たな挑戦『舞台またここか』」追記

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